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テズカ

BRM1123熊本600km【準備編】

すっかり久しぶりの投稿です、テズカです


最近はレースに出ず、チームの朝練もまったく行けてませんがこう見えて自転車は乗ってるつもりです。

この度、11/23(土)に開催された600kmブルベに参加して来ました。

自身にとって初の600km挑戦でしたが、結果から言いますと怪我によって300km地点でリタイアしてしまいました。

走行中の写真もほとんどないし、はっきり言って大して語れることもないのですが

個人的にとても良い経験になりましたし、せっかくの当ホームページ初のブルベ記事なので

その準備からの記録を備忘録的な意味で残しておこうと思います。


●エントリーについて

まずテズカ、SRの取得を目下の目標としており、ゆくゆくは2027年のPBP出場を目指しています。

以下、ざっくりすぎる説明
・ブルベとは...公道上に設定されたコースを制限時間以内に走る競技(あくまで全て自己責任のサイクリング)

・SRとは...”Super Randonneur”の略。同年内に200,300,400,600kmのブルベをすべて完走すると貰える認定

・PBPとは...”Paris-Brest-Paris”の略。フランスのパリ〜ブレスト間の往復1200kmを走る世界最大のブルベ。
 4年に1度しか開催されず、参加するには開催前年のSR取得が必須。まさにブルベ界のオリンピック。


昨年からブルベを始め、PBP出場に向けて今年からは毎年SRを取っていこうと思っていたのですが、

今年は仕事や私生活でいろいろあって春以降まったくブルベに出ておらずSR取得は諦めていました。

しかしやっとブルベが再開できるようになったこのタイミングで、都合よく11月に600km、12月に300kmのブルベが熊本で開催されると知り

200km、400kmは春に完走していたのでこの2つを完走できれば滑り込みでSR取得の可能性があるということでエントリー。


●コースについて

コースはこんな感じ

熊本市内をスタートして阿蘇を通り、大分をぐるっと周って福岡➔佐賀を通りながら熊本に戻ってきます

https://r-kumamoto.org/2025brevet/2024brm1123kumamoto600km/


見ての通りスタート直後に阿蘇を通った後はほぼ登りなしのフラットコース。

ランドヌール熊本公式から直々にSR取得のための優しめコースとアナウンスされていました。

これをクリアできなかったらSR取得は厳しい。まぁクリアできなかったんですが・・・


ブルベではコース上にCP(チェックポイント)が複数あり、指定場所の写真やコンビニのレシートをとる必要があります。

以前は各チェックポイントに時間制限があって、たとえ最終的な制限時間内にゴールできても

1つでもチェックポイント通過の時間が間に合わなければ完走とは認められませんでした。

そのため、「この区間は急いでこの区間で休む」みたいな戦略が求められたのですが、現在このCP足切りの制度は無くなり

とにかく全CPの通過と制限時間以内のゴールさえできればOK。

そのため、今回スタート前に考えていた計画といえば300km地点の大分の中津で一泊、

後半時間の余裕があれば450km地点の佐賀の伊万里あたりで長めに休憩とるか〜くらいのものでした。


走る前は想像していませんでしたが、実際は南➔北へ向かう別府と国東半島の区間で向かい風地獄を味わうことに・・・


●装備について

車載のバッグはサドルバッグ,フロントバッグ,トップチューブバッグ
あとダウンチューブ下にツールケース

それぞれの中身はこんな感じ
◯サドルバッグ
 ・替えジャージ
 ・下着(宿泊時に着る)
 ・ハーフパンツ(輪行時に履く)
 ・雨具

◯フロントバッグ
 ・ファイルケース(ブルベカードやCPのレシートを入れる)
 ・サコッシュ
 ・モバイルバッテリー
 ・充電ケーブル各種
 ・USBコンセント
 ・乾電池(GPSナビ用)
 ・輪行袋
 ・補給食

◯トップチューブバッグ
 ・携帯ポンプ
 ・電動ポンプ
 ・サプリ類(アミノバイタル、エビオス錠)
 ・スマホ

◯ツールケース
 ・チューブ
 ・タイヤレバー
 ・アーレンキー
 ・タイヤブート
 ・バルブナット締め
 ・ボタン電池(EDSのシフター用)
 ・Cリング(スピードプレイのクリート金具。酷使すると折れるので予備)

必要最低限のものだけ選んでるつもりですが、僕よりも装備が多い参加者が一人もいなかったことに驚きました。

リュックを背負う人や僕より大型のサドルバックを使う人はいましたが、全体的な装備の総量はおそらく僕より少なかったはず。

中にはホテルでドロップバッグ(先に荷物を送っておいて道中のポイントで受け取ること)する人とかもいたのかもしれませんが。

みんな何を犠牲にしてるんだろう?僕があと削れるとしたら何だろうか・・・ハーフパンツ?

でもこれは輪行する時は必須だと思うんですよね、エチケットとして。


●ウェアについて

ブルベ経験は浅いですが、歴10年のサイクリストとしてウェアの重要性は理解してるつもりです。

ブルベなら言わずもがな。300km以上のブルベでは確実に朝・昼・夜すべての時間帯を走るし山も登れば雨も振ります。

今回、11/23〜24にかけての天気は晴れ(実際は振りましたが)、気温は昼は13〜16℃、

夜間走行をすることになる大分区間の夜の気温は7〜9℃

ジャケットを着ようか迷いましたが、流石に昼間が暑すぎても脱げないリスクから無しで。

最終的にこんなチョイスになりました

 ・メッシュインナー(ミレーのアミアミと言われるアレ)
 ・メリノウールインナー
 ・裏起毛ワンピース
 ・ウエストウォーマー(腹巻き)
 ・ネックゲイター
 ・レッグウォーマー
 ・メリノウールソックス

ジャケットを着ない代わりにコンパクトに収納できるアイテムを多数用意して気温の変化に対応できるようにしました。

最悪寒すぎたら雨具を着れば何とかなるという考え。

結果的にこのチョイスは正しかったのですが、次回への反省点としてブルベではワンピースを着るのは辞めようと思っています。

その理由は後編にて・・・なんとなく察しはつくと思いますが。



さて、長くなりましたので続きは後編の【実走編】に分けたいと思います。

よければそちらもも読んでください


それでは。